最近の葬儀社の混雑状況について

ここ1年前くらいから葬儀社が異常なくらい混雑しています。

葬儀の予約や受付が出来ないといったご相談が多く寄せられています。

では、なぜそのような現象が続いているのかを説明して行きます。

【超過死亡】

超過死亡、聞き慣れない言葉ですが、政府から出される統計で、人口動態統計データから毎年の死亡者数の平均が発表されます。

これは、毎年高齢で亡くなられる老衰死、交通事故の平均死亡者数。

また近年ではコロナ感染による死亡者が加わり平均死亡者数が算出されます。

これらの平均から、上回った数字を超過死亡者数と言います。

2020年と比較して、2021年は約67,000人、2022年に関しては、1月〜6月で約98,000人が多くお亡くなりになっています。

この要因により、葬儀場が混雑しているようです。

【広域火葬計画】

政府は、増え続ける死亡者数に対し、地域をまたいだ広域火葬計画を発表しました。

しかし、これまで自治体ごとに火葬を行っていましたが、多数の死亡者が発生し、市町村で火葬が追いつかない場合、周辺の自治体や県外の協力を得て円滑に実施するための計画です。

これにより、幾分か火葬場の混雑は収まりましたが、急に葬儀場を増やす訳にも行かず、葬儀を執り行う事が困難な状況が続いています。

当分、この混雑が予想されるでしょう。

【コロナ禍の葬儀】

これまでの状況を踏まえ、コロナ禍の葬儀についてどのような葬儀が行えるのでしょう。

今現在の状況は、近年のコロナ感染死亡に加え超過死亡数の増加もあり、非常に混雑しています。

そして、この状況はしばらくの間続きそうです。

もちろん、コロナ禍においては、コロナ感染者の死亡は、故人に合う事が出来ず、感染症法の範囲で

火葬されます。

そして、遺骨のみが家族に返される事になります。葬儀を執り行う場合は「骨葬」をお勧めします。

また、突然のご不幸に慌てないよう、葬儀会場が一杯なら、近く寺院でご葬儀を行う事をお勧めします。

Facebook
Twitter
メール